オリンピック開幕までいよいよ100日を切った昨日、
FIS(国際スキー連盟)が平昌オリンピックのフリースタイルスキーとスノーボードのスロープスタイルのコースを発表した。
コースデザインはドイツのSchneestern社が担当。
前半の3セクションがジブ、
後半の3セクションがジャンプ
で構成されている全6セクションのコースデザインが公開された。
第一セクション
第一セクションはジブアイテム3個が並んでいる。
ベーシックなジブアイテムに見えるが手前の斜めのボックスからキンクレールにトランスファーしたりトリッキーな動きもできそうに見えます。
第二セクション
こちらは5アイテムから選択出来るかなりバラエティに富んだアイテム達が並んでいます。
一番奥のクオーターからスパインの上に鉄パイプ、
かなり飛んでからのダブルダウンレールなどなど。
ここはジャッジも難しそうです。
第三セクション
こちらはベーシックなジブアイテムが並んでいるかと思いきや、
その下に変わった形のキッカーのような物が。
これはキッカーで無くリップの形をしているジブアイテムなのかも!?
第四~第六セッション
ジャンプセクションとなる第四セクションから第六セクション。
斜めのキッカーからのジャンプは難易度が高くライダーの個性が反映されやすい。
クオーターのように角度のきついキッカーも見えます。
評判は!?
前回のソチオリンピックのスロープスタイルコースが難しすぎると話題になった事もあって、
筆者個人は少し難易度が抑えられているような気がします。
斜めからのキッカーは難易度は高めですが難しさは一般の方には少し分かりづらいような?
近年の高回転化への警鐘というわけではないのでしょうけども、
高回転(クワッドコーク)のためにはとても大きなキッカーが必要となります。
キッカーが大きくなると失敗したときの危険度も大きくなるとともに、
コース全体のスピードが速くなって転倒や怪我も多くなることへの配慮かも知れません。
それで斜めのキッカーが採用されたのかもしれませんが海外ではすでに
東京オリンピックのスケートボードのカメラテスト会場なの?
という声も出ていますね。
4年に一度のオリンピックなのでもう少し攻めた感じのコースが見たかったと言う感じも否めません。
近年は普通のキッカーで個性を出すのがだんだん難しくなってきているので仕方のないことかも知れませんが、
オリンピックともなると世界中が注目するだけに運営者・設計者ともに苦労が絶えませんね。